この日もPatio(中庭)で演奏。みんな熱心に聴いてくれる。
スペインは「情熱的ではげしい曲のイメージ」があったけれども、
この中庭には、やっぱりやさしい曲が似合う。
「call」や「summer」、「flower」を演奏しました。
夕食前に演奏したんですが、スペインの人たちは夕食が遅い!
昼食はだいたい2時ごろからで、夕食はだいたい9時ごろから。
そのあとは夜通しどんちゃん騒ぎでいったいいつ寝てるんだろう・・。
演奏が終わって、みんな気さくに話しかけてくれるようになった。
知らない人でも、道ですれ違って目があうと
「オラ!」と笑ってあいさつをする。
演奏を見てくれた人たちも「君の演奏とてもよかったよ!」
とすれ違うたびに声をかけてくれてとても嬉しくなった。
今日の夕食後は、夕食会場にDJを入れてフラメンコのダンスパーティー。
夕食のときは硬かった空気も、夜が深まるにつれて
皆のテンションがどんどん上がってくる。
驚いたのが、皆が全員うたっておどれるフラメンコの伝統曲が
何曲もあること。
しかもうまい。
皆それを自信満々に、本当に楽しそうにおどっている。
彼らは僕がいるから、スペインの伝統芸能を披露してくれているわけじゃないんだ。
僕がいなくても、普段から生活の中にフラメンコはしっかりと根付いている。
日本はどうだろうか。皆が胸をはって、堂々と披露できる文化を
体の中に染み込ませているだろうか。
夜中の3時すぎまで、いっしょにうたって、おどって、笑って、手をたたいて。
スペインの人たちの根っからの明るさが、つつんでくれました。
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