今日はウルムチでのLIVE。
写真は、ウルムチでの昼ごはんの様子です(^Q^)/☆
一緒に写っているのは通訳の田端さん、楽器店のボス、唐(トン)さん。
ウルムチの民族オーラを漂わせた、シャーマン的な存在感です(;^_^)。
昼食のメインは羊肉をのせたチャーハン、
そして今日も出てきました!羊のお肉の串焼き。これがでかいんです。
この地では、羊のお肉は欠かせないみたいです。
「今日は(羊を)食べなかった」ぐらいの感じでしょうか(笑)
ジャン・イーさんもびっくりしています。
そして食事中、ふと横のテーブルを見ると・・
食べ終わった机の上に、やかんと、でっかい骨・・(笑)。
・・漫画か!!と思わず突っ込みたくなる光景でした。
昼食のあと、食堂の向かい側にある果物市場へ行きました。
日照時間の長いウルムチでは、果物がとっても甘く育つことで有名だそう。
「ウルムチの果物は世界一だ!」とここの人たちは言っています。
東京の築地市場のような広い敷地に、日陰を作ったテントの中で果物が所狭しと並べられています。
立ち寄った一軒のお店で、桃、スイカ、メロンをその場で切って食べさせてくれたんですが、
ひとくち、パクッと・・
おいし~~~~!!!!!☆(*T▽Tノ゜ノ☆・。*
もうめちゃめちゃに美味しかったんです。
一緒に来た中国の房(ファン)さん、ジャン・イーさんも、次々とお土産の果物を選んでいます。
僕も食べごろの桃をいくつか買ってもらい、ホテルに持って帰ることに。
スタッフの房(ファン)さん達に、
「サウンドチェックが始まるから、そろそろ行くよー!」と言われて車に乗ると、
誰も乗ってこない・・ふと外を見ると、
みんな別の店で今度はスイカを買い始めています(爆) こらー(; ̄▽ ̄)o!!
今日の会場は、市街にある結婚式の披露宴会場のようなステージ。
サウンドチェックの頃から次々と人が集まって、200人以上のお客さんが来てくれました。
「この中にギターを弾く人は?」と聞くと、
なんと7割以上が手を上げてくれました。
ウルムチには多様な民族が暮らしていて、シルクロードや様々な流れをつたって
ジプシー民族が生んだフラメンコのようなガットギターを使った音楽やダンスがあるそう。
みんな食い入るように演奏を観てくれて、ライブはとても盛り上がりました。
写真は、ライブ後に開いたギターワークショップの参加者のみんなと。
一番左が、ウィグル族の男の子。
彼はガットギター使って、クラシックやジプシーの流れを基礎に自分で作曲をしています。
「夜」というタイトルのオリジナル曲を披露しくれて、僕もとても感動しました。
真ん中、カザフ族の女の子。
この子は先の男の子とはうって変わり、インターネットを駆使した
最先端のフィンガーピッキング・ギターを練習している女の子でした。
なんと彼女はアンディー・マッキーの名曲「Drifting」を、独学でほぼ完璧に弾いてしまいました。
ギターという楽器は、本当に世界中どこにいる人の心にも届いて、
彼らを元気づけたり、勇気づけたりしているんです。これは本当に素晴らしいことだと思いました。
“ギター”にできる一番大きな仕事は、きっとそういうことじゃないだろうか。
夜9時半のウルムチに夕陽が落ちようとしています。
僕はこの場所に来て、改めてギターの本当の意味に気付くことが出来ました。
ギターに対する考え方も、大きく変わりました。
ぼくもいつか、ギターを通して隣に居る大切な人達や、
地球の裏側にいる誰かのことを勇気づけたり、元気づけたりできる大きな存在になっていきたい。
もはやギターは、アメリカやスペインの人達が血で奏でるだけの次元を超えてきているのかもしれません。
こんなにもたくさんの人達がギター触れ、それぞれの願いを叶えていっているんです。
ギターを弾く上で日本人だから、アジア人だから、そんな理由で出来ないことはありません。
ギターという楽器はもっともっと、僕の、そして世界中の人達の喜びを発信してくれるはずです。
そんなことを、夕食にも出された羊の串焼きをかじりながら強く思うのでした。
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