中国ツアーも無事終わり、日本に帰ってから3日間続いたライブ。
最後、大阪のドルフィンギターズでのライブでようやく、
ツアー千秋楽といった感じでした。お越しいただいた皆さん、ありがとうございました!!
~ドルフィンギターズ 田中彬博インストア・ライブ Blog はこちら~
中国ツアーでのひとつひとつの出来事を、自分自身でふり返りながら
ライブが終わったあとのこの2日間、た~っぷり休むことが出来ました。
明日からはまた東京へ出発です☆ ぷらっとこだまのグリーン車!
ライブや取材など、楽しみなことがいっぱい待ってます!(*^O^)o
さてさて、長らくお待たせしていた中国ツアー最後のブログを更新したいと思います!
ウルムチから上海へ帰ってきて、上海ではギタリスト夏炎(シィア イェン)さんと共演。
上海に新しく出来たラオックスのインストア・ライブでした。
昨日は「世界で一番海から遠い都市」、羊たちに(?)囲まれたウルムチから、今日は
海沿いの大都会、上海へ・・。どちらも同じ中国なんですねぇ。なんだか不思議な感覚です。
そして上海で、このツアーでお世話になったヤマハの中国人スタッフの皆さんとお別れ。
写真の手前が房(ファン)さん、奥がライブで通訳を続けてくれた孟奇(モン・チィ)。
モンチーは英語がぺらぺらな北京在住のミュージシャン。
彼とは僕と同い年ということもあって、常に音楽やお互いの趣味の話で持ちきりでした。
ツアー当初のステージ上では、なかなか上手くかみ合わなかった二人でしたが、
熱く語り合う内に、とっても頼もしい大切な仲間になりました。モンチー、ありがとう!!
翌日、上海からツアー最後の目的地、香港へ移動。
香港は2度目になりますが、このなんとも洗練されているようで雑多な感じ。
中国の国内とはまた一味違った良さがあって好きです。
泊まっていたホテルから見える、香港の港の景色。綺麗です。
毎日、うつりかわる中国ツアーでの景色。
もうそろそろ終わりに近づいています。夕陽を見ていたら少し寂しくもなりました。
香港では、Tom Lee Musicという香港一の大きな楽器店での演奏でした。
写真はライブ後、参加者のみんなと・・全員、男です!!!(笑)
そして香港は、食べ物も美味しいんです!!(*^Q^)b・。*♪
ライブ後は Tom Lee Musicの2代目社長、フランクさんが直々に食事へ招待して下さいました。
フランクさんはとっても楽しい方で、ミュージシャンにとことん付き合って下さる方でした。
「タナカさん、長かった中国ツアーお疲れ様!今日は打ち上げです!!」
「明日のフライトは13時?・・ノー・プロブレム!!」
と、フランクさんの勢いに付いていくままに2次会、3次会へ・・。
フランクさん行きつけのライブハウスやジャズクラブをハシゴして、
7時から始まった食事会は夜中の2時過まで。疲れも吹っ飛ぶ、とっても楽しい時間でした。
「私は、演奏をするミュージシャンの幸せな顔を見るのが好きだ」
「人生は、あまりにも短い。だからこそ、楽しまなければならない」
別れ際にフランクさんが僕に言ってくれた言葉です。とても胸に響きました。
その余韻に浸りながら、翌日、香港から関空へ。今思えば、あっと言う間の19日間でした。
僕は中国を回りながら、毎日変わる景色の中、次々と巡る新しい出会いの中で、
ギタリストとして、人としての成長と自信を、どんどん手に入れたように感じます。
出発前は不安でいっぱいの僕でしたが、
その不安を「自信」に変えながら、僕はこれからも成長していけるはずです。
ギターを選んでいなければ、きっと会えなかった人達。
ギターを選んでいなければ、きっと見れなかった景色。
そしてその景色と、出会った人達が、
今度はギターを通じて、僕に大切なことを教えてくれる。本当に幸せな気分です。
ギターを通して得られるのは、音だけではありません。
求めれば、大切なこと全て。ギターは世界中の誰もの願いを叶えてくれる楽器です。
そのことにも気付かせてくれた、ツアーまで支えてくれた全ての人たちに感謝です。
そして、旅の途中で出会った全ての人たち。本当にありがとう!!また会いましょう!!
再見~!!!☆(^▽^)/☆・。*☆
最後、大阪のドルフィンギターズでのライブでようやく、
ツアー千秋楽といった感じでした。お越しいただいた皆さん、ありがとうございました!!
~ドルフィンギターズ 田中彬博インストア・ライブ Blog はこちら~
中国ツアーでのひとつひとつの出来事を、自分自身でふり返りながら
ライブが終わったあとのこの2日間、た~っぷり休むことが出来ました。
明日からはまた東京へ出発です☆ ぷらっとこだまのグリーン車!
ライブや取材など、楽しみなことがいっぱい待ってます!(*^O^)o
さてさて、長らくお待たせしていた中国ツアー最後のブログを更新したいと思います!
ウルムチから上海へ帰ってきて、上海ではギタリスト夏炎(シィア イェン)さんと共演。
上海に新しく出来たラオックスのインストア・ライブでした。
昨日は「世界で一番海から遠い都市」、羊たちに(?)囲まれたウルムチから、今日は
海沿いの大都会、上海へ・・。どちらも同じ中国なんですねぇ。なんだか不思議な感覚です。
そして上海で、このツアーでお世話になったヤマハの中国人スタッフの皆さんとお別れ。
写真の手前が房(ファン)さん、奥がライブで通訳を続けてくれた孟奇(モン・チィ)。
モンチーは英語がぺらぺらな北京在住のミュージシャン。
彼とは僕と同い年ということもあって、常に音楽やお互いの趣味の話で持ちきりでした。
ツアー当初のステージ上では、なかなか上手くかみ合わなかった二人でしたが、
熱く語り合う内に、とっても頼もしい大切な仲間になりました。モンチー、ありがとう!!
翌日、上海からツアー最後の目的地、香港へ移動。
香港は2度目になりますが、このなんとも洗練されているようで雑多な感じ。
中国の国内とはまた一味違った良さがあって好きです。
泊まっていたホテルから見える、香港の港の景色。綺麗です。
毎日、うつりかわる中国ツアーでの景色。
もうそろそろ終わりに近づいています。夕陽を見ていたら少し寂しくもなりました。
香港では、Tom Lee Musicという香港一の大きな楽器店での演奏でした。
写真はライブ後、参加者のみんなと・・全員、男です!!!(笑)
そして香港は、食べ物も美味しいんです!!(*^Q^)b・。*♪
ライブ後は Tom Lee Musicの2代目社長、フランクさんが直々に食事へ招待して下さいました。
フランクさんはとっても楽しい方で、ミュージシャンにとことん付き合って下さる方でした。
「タナカさん、長かった中国ツアーお疲れ様!今日は打ち上げです!!」
「明日のフライトは13時?・・ノー・プロブレム!!」
と、フランクさんの勢いに付いていくままに2次会、3次会へ・・。
フランクさん行きつけのライブハウスやジャズクラブをハシゴして、
7時から始まった食事会は夜中の2時過まで。疲れも吹っ飛ぶ、とっても楽しい時間でした。
「私は、演奏をするミュージシャンの幸せな顔を見るのが好きだ」
「人生は、あまりにも短い。だからこそ、楽しまなければならない」
別れ際にフランクさんが僕に言ってくれた言葉です。とても胸に響きました。
その余韻に浸りながら、翌日、香港から関空へ。今思えば、あっと言う間の19日間でした。
僕は中国を回りながら、毎日変わる景色の中、次々と巡る新しい出会いの中で、
ギタリストとして、人としての成長と自信を、どんどん手に入れたように感じます。
出発前は不安でいっぱいの僕でしたが、
その不安を「自信」に変えながら、僕はこれからも成長していけるはずです。
ギターを選んでいなければ、きっと会えなかった人達。
ギターを選んでいなければ、きっと見れなかった景色。
そしてその景色と、出会った人達が、
今度はギターを通じて、僕に大切なことを教えてくれる。本当に幸せな気分です。
ギターを通して得られるのは、音だけではありません。
求めれば、大切なこと全て。ギターは世界中の誰もの願いを叶えてくれる楽器です。
そのことにも気付かせてくれた、ツアーまで支えてくれた全ての人たちに感謝です。
そして、旅の途中で出会った全ての人たち。本当にありがとう!!また会いましょう!!
再見~!!!☆(^▽^)/☆・。*☆
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今日はウルムチでのLIVE。
写真は、ウルムチでの昼ごはんの様子です(^Q^)/☆
一緒に写っているのは通訳の田端さん、楽器店のボス、唐(トン)さん。
ウルムチの民族オーラを漂わせた、シャーマン的な存在感です(;^_^)。
昼食のメインは羊肉をのせたチャーハン、
そして今日も出てきました!羊のお肉の串焼き。これがでかいんです。
この地では、羊のお肉は欠かせないみたいです。
「今日は(羊を)食べなかった」ぐらいの感じでしょうか(笑)
ジャン・イーさんもびっくりしています。
そして食事中、ふと横のテーブルを見ると・・
食べ終わった机の上に、やかんと、でっかい骨・・(笑)。
・・漫画か!!と思わず突っ込みたくなる光景でした。
昼食のあと、食堂の向かい側にある果物市場へ行きました。
日照時間の長いウルムチでは、果物がとっても甘く育つことで有名だそう。
「ウルムチの果物は世界一だ!」とここの人たちは言っています。
東京の築地市場のような広い敷地に、日陰を作ったテントの中で果物が所狭しと並べられています。
立ち寄った一軒のお店で、桃、スイカ、メロンをその場で切って食べさせてくれたんですが、
ひとくち、パクッと・・
おいし~~~~!!!!!☆(*T▽Tノ゜ノ☆・。*
もうめちゃめちゃに美味しかったんです。
一緒に来た中国の房(ファン)さん、ジャン・イーさんも、次々とお土産の果物を選んでいます。
僕も食べごろの桃をいくつか買ってもらい、ホテルに持って帰ることに。
スタッフの房(ファン)さん達に、
「サウンドチェックが始まるから、そろそろ行くよー!」と言われて車に乗ると、
誰も乗ってこない・・ふと外を見ると、
みんな別の店で今度はスイカを買い始めています(爆) こらー(; ̄▽ ̄)o!!
今日の会場は、市街にある結婚式の披露宴会場のようなステージ。
サウンドチェックの頃から次々と人が集まって、200人以上のお客さんが来てくれました。
「この中にギターを弾く人は?」と聞くと、
なんと7割以上が手を上げてくれました。
ウルムチには多様な民族が暮らしていて、シルクロードや様々な流れをつたって
ジプシー民族が生んだフラメンコのようなガットギターを使った音楽やダンスがあるそう。
みんな食い入るように演奏を観てくれて、ライブはとても盛り上がりました。
写真は、ライブ後に開いたギターワークショップの参加者のみんなと。
一番左が、ウィグル族の男の子。
彼はガットギター使って、クラシックやジプシーの流れを基礎に自分で作曲をしています。
「夜」というタイトルのオリジナル曲を披露しくれて、僕もとても感動しました。
真ん中、カザフ族の女の子。
この子は先の男の子とはうって変わり、インターネットを駆使した
最先端のフィンガーピッキング・ギターを練習している女の子でした。
なんと彼女はアンディー・マッキーの名曲「Drifting」を、独学でほぼ完璧に弾いてしまいました。
ギターという楽器は、本当に世界中どこにいる人の心にも届いて、
彼らを元気づけたり、勇気づけたりしているんです。これは本当に素晴らしいことだと思いました。
“ギター”にできる一番大きな仕事は、きっとそういうことじゃないだろうか。
夜9時半のウルムチに夕陽が落ちようとしています。
僕はこの場所に来て、改めてギターの本当の意味に気付くことが出来ました。
ギターに対する考え方も、大きく変わりました。
ぼくもいつか、ギターを通して隣に居る大切な人達や、
地球の裏側にいる誰かのことを勇気づけたり、元気づけたりできる大きな存在になっていきたい。
もはやギターは、アメリカやスペインの人達が血で奏でるだけの次元を超えてきているのかもしれません。
こんなにもたくさんの人達がギター触れ、それぞれの願いを叶えていっているんです。
ギターを弾く上で日本人だから、アジア人だから、そんな理由で出来ないことはありません。
ギターという楽器はもっともっと、僕の、そして世界中の人達の喜びを発信してくれるはずです。
そんなことを、夕食にも出された羊の串焼きをかじりながら強く思うのでした。
シンセン空港から飛行機で5時間。
ついに今回の中国ツアーのハイライト!
新疆ウイグル自治区のウルムチにやってきました!!
写真は飛行機からの眺め。向こうに「天山山脈」が連なっているのが見えます。
ギターを持って、ついにここまでやってきたか~・・という思いです。
この景色を見ながら、じーんと感慨深いものがありました。
新疆ウイグル自治区の面積は日本の約4.5倍。そのうちの4分の1は砂漠だそうです。
(と、いうことはほとんど日本の面積分が砂漠?)
ウィグル族、漢民族、カザフ族、回族、キルギス族、モンゴル族など、
20近い様々な民族が国境を跨いでこの場所には暮らしており、
国境はインド、パキスタン、アフガニスタン、タジキスタン、キルギス、
カザフスタン、ロシア、モンゴルの8ヶ国に隣接しています。
新疆ウイグル自治区―Wikipedia
ウルムチ―Wikipedia
新疆で一番大きな都市ウルムチは、海から2300km以上も離れていて、
「世界で最も海から遠い都市」と呼ばれているそうです。
無事にウルムチの空港へ到着。
同じ中国でも、窓から見える景色は
いままでの中国の風景とは全く異なります。
シンセンからは、ヤマハ中国のジャン・イーさんと二人で来たんですが、
僕と同じく、初めて新疆へ到着したジャン・イーさんがひとこと。
「アナザーカントリー・・・。」
・・おっしゃる通りです(笑)。
空港では、ヤマハ中国のスタッフ 房(ファン)さん、楽器店のディーラーさん、
そして北京在住の日本人、田端 翔(たばた しょう)さんが通訳として入って下さっていて、
僕らを出迎えてくれました。
出迎えてもらった車で、空港からウルムチの市街へ向かいます。
街からも、先の写真の天山山脈を見ることができました。
街の雰囲気、確かに同じ中国ですが何処と無く、中国とは違った感じ、しませんか!?
車に乗っていて一番感じる、昨日までの中国との違いは、
車のスピードが遅い。
田端さん曰く、新疆の人たちは本当にのんびり暮らしているそう。
メーターを見たら、40km/hでした(笑)。
交通規制をちゃんと守ると、こんなにも遅く感じるのか。
それでも、行く先で軽トラが道を逆走、バスと乗用車が事故していました(笑)。
ぜんぜん大したこと無い事故でしたけど(;^_^)。
そして、そう、今までの写真は皆、夜の9時の写真です(笑)。
中国の最西に位置する新疆では、
普通なら2時間程の時差があるところを、北京や上海と同じ時間で暮らしています。
なので、写真のレストラン。この明るさで夜の10時前です。
みんな普通にまだ仕事を終えていない時間だとか。
因みに、朝は11時頃に起き出して仕事を始めるのだそう。
完璧に異国やわ~(;゜▽,゜) こっちが変な感覚になってしまいます。
ウルムチでの夕食。次々と出してもらった料理はすべて肉料理。
しかも、お肉はみんな羊肉です。
宗教上の理由から新疆の人々は豚は一切食べません。
牛も食べることはあるそうなのですが、肉は基本的に羊肉のようです。
右がヤマハ中国の房(ファン)さん。美味そうに食べますね~(笑)。
そして、今回ウルムチのライブで通訳して下さる、田端 翔さん。23歳。
カメラを向けるとこのサービス。素敵です!
そんなこんなで、初のウルムチの夜が更けてきました。
西の空には、月がもうすぐ落ちようとしています。
今日の同じ月を、日本のみんなも見ていましたか?
お久しぶりです!!(^o^)/☆
ようやくブログが更新できました~!!
4日間で北京、天津、上海、徐州、香港と、文字通り飛び回ってライブをしていました。
今はシンセンのホテルでブログを書いています。
今日は徐州から明日のウルムチへ向かうため、香港のすぐ隣のシンセンに移動。
空港では飛行機が2時間遅れで、ヤマハの池内さんと空港のレストランでパソコン作業。
徐州の搭乗手続きを済ませ、検査の手続きをしていると・・
空港の検査員さんに、「あ!!!昨日の人だ!!!」と声をかけられました。
なんと、大のギター好きのこの検査員さんは、昨日わざわざ休暇をとって
徐州の僕のライブを見にきてくれていたんです!(*^o^)o
彼もギターを弾いていて、毎週わざわざ電車で3時間かけて
南京まで目当ての先生にギターを習いに行っているそう。
なかなか海外の演奏家が来ることが無いこの徐州に僕が来たことを
本当に喜んでくれていました。僕も徐州まで来れて良かったと本当に思います。
彼はそのまま一緒に話をしながら搭乗まで付き添ってくれて、
毎回苦労していたギターの機内持ち込みも、もちろんOK!(笑)
こんな感じで世界中の空港を回れれば楽なのになぁ(;^_^)。
そして飛行機で4時間、無事シンセンに到着しました!
今日はここで明日のウルムチへ向かう準備を整えます。
シンセンは、駅で入国審査をすればなんと「歩いて」香港まで行けてしまう場所。
せっかく泊まっているホテルも駅前なので、夕食は香港で食べることに。
香港が中国に返還されたのが1997年、その50年後の2047年まで
中国と香港を行き来するには、入国審査が必要とのこと。
香港は返還されても、文化や感覚はまだ昔の名残を残し続けているようです。
香港の地下鉄。入国審査をする羅湖(Lo wo)から、
一駅目の街でご飯を食べて、再び中国に帰ってきました(^-^)。
写真は、中国地図。黒い線が今まできた道のり。
今は南の端の香港、シンセンにいます。
そして赤い線がついに明日向かう、新疆ウイグル自治区のウルムチです!遠い~(;^o^)o
昨日のドタバタから一夜明け。
早朝、上海から目的地の徐州に向かいます。
行きの道、上海空港までの高速道路で早くも渋滞に捕まるのですが・・
皮肉にも、タクシーの前についたバスには「順風」の文字が。・・ほんまかいな。
なんとかギリギリ空港に到着し、一行は飛行機で徐州へ!
空港から徐州の街まで、タクシーで約45分。
このとき乗ったタクシーが、中国でも稀に見る超“おんぼろ”タクシーでした。
車体は土埃でどろどろ、車内のシートもボロボロです。
バックミラーもふにゃふにゃで、運転手さんも見てません。
料金メーターもバグって機能しておらず。・・お~い!料金どうすんねん!!
あげく「料金所の娘は、俺のダチなんだ」と高速道路の料金所もスルーする始末。
・・なんでもありやなこのタクシー!怒(; ̄▽ ̄)
そんなこんなで、なんとか徐州市街へ到着。
着いてみると、街はなかなか中国らしい素敵な場所です。
大通りから裏手に入り、昼食を食べに行きました。
今日の会場は、街のモールの中にある夜景の見えるカフェ。
ラウンジのようになっていて立派なステージもあり、かなりいい雰囲気です。
落ち着いた選曲で始めたライブも徐々に盛り上がり、
今日の予定にはなかった「学園天国」でみんな大合唱でした。楽しかった~!
写真は、僕のライブ中ステージの前でずっと踊ってくれていた男の子。
彼のお陰で今日のライブはみんなとの距離がぐっと近くなりました♪
打ち上げには楽器店の主催者さん、お客さんたちと中華の火鍋を食べに行きました。
みんなとっても喜んでくれていました☆
来る前には本当に色々あった徐州ですが・・(笑) 来れて良かった!(*^o^)o
北京から車で2時間。今日は天津でのライブでした!
余談ですが、日本で食べられる「天津飯」。あれは天津には一切ない食べ物だそうです。
日本の天津飯の話をすると、中国のスタッフ達がびっくりしていました(笑)。
今日のライブ会場は天津にある音楽大学の中のホール。
天津の学生達を中心に、200人以上のお客さんが集まってくれました(*^o^)o
そして今日共演したのが北京で活動するギタリスト、夏炎(シィア イェン)さん。
プロのギタリストとして、有名アーティストのレコーディングや
バンド、ジーンズの広告モデルとしても活躍するイケメン・ギタリスト!
彼はもともとエレキ弾きで、スティーヴ・ヴァイ、イングウェイ、ヴァン・ヘイレンと
お互い好きなギタリストが一緒でした(笑)。楽屋でも大盛り上がり。
夏炎さんとはアンコールで「枯葉」、ブルースをセッションしました(*^o^)b☆
ライブも無事終わり、次の目的地、徐州に移動・・のはずが、
ここでトラブル発生 Σ(;゜_゜)。
中国では夏休みが始まり、地方から上海万博へ向かう学生達の波で
移動に使う予定だった昼の電車のチケットが売り切れに。
慌てて今度は北京から徐州へ出ている新幹線のチケットを取ろうと売り場へ走るも、
タッチの差で新幹線もソールド・アウト。
残る手は、天津から徐州までの寝台列車(!)、天津→上海→徐州の飛行機、このふたつ。
上海まで移動する飛行機が一番ハードなため、徐州までは寝台列車で行くことに。
人数分の寝台列車の切符を予約して一安心。車で天津の駅まで向かいます。
・・がしかし、これは悪夢のほんの幕開けにすぎないのでした。
車で移動をして10分も経たないうちに、街に大雨が降り始めます。
普段なら50分で駅まで行けるはずの道が、大渋滞で少しも動きません。
ラッシュの時間に加えてこの大雨。信号待ち?事故?
カーラジオでも天津の大雨と交通渋滞を伝えています。
車に乗りはじめて1時間半。そろそろ、雲行きが怪しくなってきました。
裏道を駆使して駅まで向かおうとするも、どの道もものすごい渋滞で動けません。
・・これは神様が僕らを徐州に向かわなくさせようとしているのか?
そして大雨で、徐々に道が水に浸かりつつあります。一行首をかしげながらも、
遊園地のジャングルクルーズよろしく、水の中を掻き分けながら駅へ向かいます。
この大雨で電車も遅れていることを皆で願いながら、
街のはずれにある天津の駅へなんとか到着。
しかし、この時点で既に出発の時間は過ぎており、夜行列車は僕らを置いて出発。
・・こうなれば、何が何でも徐州に行きたくなってきました(笑)。
よし!残るは最後の手段。今日中に飛行機で上海入りし、
明日の朝に徐州へ出発するというプランです。
車の中で手早く上海、徐州へ向かう航空チケット、上海の宿泊ホテルの予約を済ませ、
来た道をぐるり逆へ戻り、空港へ向かおうと進んでいると・・
なんと一方通行のはずの車線の向こうから、
次々と車がハザードを焚きながら逆走してくる!Σ(;゜△,゜) ;;
いやいやいやいや!!!Σ(;゜▽,゜) /
そんなんできるんですか~って。
しかも、みな一様に何かから逃げるように反対側へ帰っていく。
一体その先に何があるのか行ってみると・・
道路が冠水してる・・。orz
何台かの車が、ボンドカーよろしく果敢にチャレンジしていますが、
もはや先へ進める状況ではありません。僕らも例にならって、逆走組みの仲間入り。
そしてなんとか飛行機の出発までに空港に到着しました。
天津で、思ってもみなかった珍道中。なるほど。僕は中国で身も心もタフになりました(笑)。
中国ツアーも始まって早や一週間。
今日は名門、北京大学の中で行われた
「International Finger Style Guitar Festival」でのゲスト演奏!!
写真はチョン・スンハくん!!ついに彼に会えました!!(*T▽T)o
スンハくん、とってもピュアで礼儀正しくて、楽屋でも大人気でした。
ギタリスト達をも虜にする、ほんまにズッキューンな男の子です(笑)。
そしてこの日の出演は Peter Finger, Don Ross, Doug Smith,
岸部眞明さん、住出勝則さん、Sungha Jung、Roger Wang,
城直樹さん、Huang Chia Wei、そして僕。
アコギを始めたときから憧れていたFinger Style Guitarのビッグネーム達が
アメリカから、アジアから、ヨーロッパから集まって出演しました。すごいぞ北京。
会場は北京大学の中にある百周年記念会館大ホール。
1500人をゆうに収容する、とてつもなく大きな会場です。
写真はリハーサル中。
弾いているのは2006年にカンザスのWinfieldで優勝したDoug Smith。
実は僕の「Kansas moon」が出来た次の日、
初めて曲を聴いてくれたのがDoug Smithなんです。
おととしのカンザスで会って以来の再会でした。
そして念願の初対面(*TvT)。Don Ross。
Don Rossのこの巨体から繰り出されるグルーヴとパワーは
ほんとうに彼だけのもの。ステージも圧巻でした。舞台袖で感涙。
そしてDon Rossにも、持ってきた僕のCDをプレゼント。
「あれ?今日って僕の誕生日だったっけ?」ですって。アメリカンジョーク。
そして岸部眞明さん、住出勝則さんと!
岸部さんの流れるようなタッチと音色が会場を大きく包み込みます。
今日演奏された「奇跡の山」が僕は大好きです(* ̄v ̄)。
そして僕のすぐ後に出演された住出さん。激烈にカッコよかった!!
一曲目から初めて見るスタンディングの演奏で、観客をわしづかみに。
あの大舞台、大音量で全くブレないグルーブ、タッチ。そして観客を沸かせる愛嬌(笑)。
楽屋でも岸部さんとはギターや音楽の話で盛り上がり、
住出さんは常にジョークで場を和ませていました(*^_^)
この豪華な出演陣の中で演奏できたこと、本当に光栄です。
共演者の方々のステージを舞台袖で目の当たりにするたび、
まだまだ上には上があることを思い知らされます。
あかん。まだまだ弾かなあかん。当たり前のようにもっともっと上がある。
成長に終わりは無いことを信じながら、僕はギターを弾き続けなきゃ。
よーし、明日からもっともっと練習するぞ~!!!(*^□^)o
そして、今日僕の演奏を観に来てくれたのが、
なんとあの日本から中国への飛行機の中で出会った男の子、王くん!
北京の空港で別れたあと、どうしても僕のことが気になったらしく、
ママを説得して家族で会場まで駆けつけてくれたんです。もう最高に嬉しい!!
今回のツアー、ほんとうに色々な“縁”を感じます。
ひとつひとつ、大切に結んでいきます。